アーカンソー漂流記

アメリカはアーカンソー州に来てから早10年。2児の父、会社員をしながら、日々思うことを書いてみました。

6/26/2008

インディアナ

突然になりますが、インディアナ州へ引っ越しました。

長い間細々と続けてきたこの「アーカンソー漂流記」ですが、次回からは名前を改めてやっていこうと思います。長い間ありがとうございました。

6/05/2008

シンデレラ

スティーブン・カーティス・チャップマンという僕の好きな歌手の5歳になる娘が、先月交通事故で亡くなったという話を今日はじめて知った。

彼が書いた「シンデレラ」という歌がある。最近よくラジオでこの曲がかかっているなあと気になっていたのだけれど、その為だったようだ。今回の出来事を何となく予言するようなこの曲、今夜聴きながら涙をこぼしてしまった。



追悼の意味を込めて、この曲の和訳をした。


「シンデレラ」

She spins and she sways to whatever song plays,
曲に構わず、踊って遊んでいる娘
Without a care in the world.
世の中の事など何も心配せずに
And I'm sittin' here wearin' the weight of the world on my shoulders.
こうして座っている僕の背中には、重く圧し掛かる負担
It's been a long day and there's still work to do,
今日も長い一日だったけど、それでもまだ仕事が残ってる
She's pulling at me saying "Dad I need you!
そんな僕を引っ張りながら娘は言う「パパ、遊んでよ!」
There's a ball at the castle and I've been invited and I need to practice my dancin'"
「お城でダンスパーティーに誘われてるからダンスの練習しなきゃいけないの」
"Oh please, daddy, please!"
「ねえ、お願いパパ!お願い!」

So I will dance with Cinderella
それで僕は、シンデレラとダンスする
While she is here in my arms
彼女がまだ僕の腕の中にいる間に
'Cause I know something the prince never knew
プリンスが知る由もなかった事を知っているから
hh-oh ohh-oh, I will dance with Cinderella
ああ、シンデレラとダンスをしてあげるよ
I don't wanna miss even one song,
一曲だってのがしたくない
Cuz all too soon the clock will strike midnight
だって、あっという間に12時が来て
And she'll be gone
彼女はいなくなってしまうから

She says he's a nice guy and I'd be impressed
彼はいい少年だと、パパが感心するから、などと言う
She wants to know if I'd approve of a dress
僕が彼女のドレスを認めるかどうか知りたがっている
She says "Dad, the prom is just one week away,
「高校卒業パーティーはもう一週間後なの、
ダンスの練習をしなきゃいけないの!」
「ねえ、お願いパパ!お願い!」

So I will dance with Cinderella
それで僕は、シンデレラとダンスする
While she is here in my arms
彼女がまだ僕の腕の中にいる間に
'Cause I know something the prince never knew
プリンスが知る由もなかった事を知っているから
hh-oh ohh-oh, I will dance with Cinderella
ああ、シンデレラとダンスをしてあげるよ
I don't wanna miss even one song,
一曲だってのがしたくない
Cuz all too soon the clock will strike midnight
だって、あっという間に12時が来て
And she'll be gone
彼女はいなくなってしまうから
She will be gone.
いなくなってしまうから

Well, she came home today
今日家に帰って来ると、
With a ring on her hand
薬指に婚約指輪
Just glowin' and tellin' us all they had planned
赤くなりながら僕達に式の計画について話しをする
She says "Dad, the wedding's due six months away
「パパ、結婚式はちょうど六ヵ月後なの、
And I need to practice my dancin'"
だからダンスの練習をしなきゃいけないの」
"Oh please, daddy please!"
「ねえ、お願いパパ!お願い!」

So I will dance with Cinderella
それで僕は、シンデレラとダンスする
While she is here in my arms
彼女がまだ僕の腕の中にいる間に
'Cause I know something the prince never knew
プリンスが知る由もなかった事を知っているから
hh-oh ohh-oh, I will dance with Cinderella
ああ、シンデレラとダンスをしてあげるよ
I don't wanna miss even one song,
一曲だってのがしたくない
Cuz all too soon the clock will strike midnight
だって、あっという間に12時が来て
And she'll be gone
彼女は、いなくなってしまうから


今夜子供と遊びながら、彼らが愛しくてしかたなかった。

5/27/2008

火星への片道有人飛行計画

火星への有人飛行で何が一番大変かと言うと、帰りの宇宙飛行のための燃料の確保や、地球と火星が帰還可能になるまで近づくのを待つ間(3-4ヶ月間)の生命維持だろう。

最近、米陸軍の1等曹長ルース・ウィリアムが提案する火星への決死の片道有人飛行計画が議論を醸している。

つまり、帰りのための宇宙船、燃料、それに関する機材などは一切搭載せず、その代わりに火星での出来る限りの長期生存を可能にするためだけの設備を、国境を越えた世界中の兵士たちによる決死の志願者たちと共に送り出そうというのだ。

家族、友人を残し、二度と地球へ生きて帰ることがないと分かっていて、火星へ行こうとする理由はなにか?現在アフガニスタンで兵役中のルースは言う。


私たち人間はみんな、道を見失っていることに気がついたのです。くだらない理由で他人を嫌い、人間の天命を忘れてしまっているのです。今日、自分の命を懸けてそれぞれの信念の為に戦っている世界中の兵士がいます。一人の人間の思想よりもずっと大きな何かの為に犠牲にならせてみてはどうでしょうか?「今日こそ何かの為に立ち向かって見せる、私がいる限り悪は勝たない」と言いながら毎朝起き上がる男や女の兵士たちに、今度は人類の為に犠牲にならせてみてはどうでしょうか?きっと私以外にもそう希望する兵隊が沢山いると思います。

人類の将来の為、自分のすべてや命を犠牲にしようとする人間による影響は計り知れないだろうと思います。私たち人類の将来を見通す洞察力があるなら、ほんの一瞬だけ、人種や宗教による些細な違いを超えた平和と繁栄、そして新世界を見ることが出来るでしょう。


ブッシュ政権によるくだらない戦争で、毎日意味もなく死んでいく同僚に対する苛立ちと、「兵士」として人類の為に犠牲になろうとしている彼らの志が理解されないことへの腹立ちが感じられるのは僕だけだろうか?

メモリアル・デーの昨日、戦争で亡くなった世界中の人たちの事を胸に、ディニースの保父の墓参りに行ってきた。毎日、自分の仕事や家族ことだけを考えて生きている僕なのだけれど、こうした日常はこれまで数え切れないほどの人間の犠牲によって成り立っている。そして今日も世界中で僕たちが平和に暮らせるようにと願いながら戦場に繰り出していく人たちの事を、このルースという人の決死の覚悟に、改めて考えさせられた。

3/30/2008

ピンクのシャツ

幼稚園と小学校が普通一緒になっているここアーカンソーでは、誠司が今年8月から行く幼稚園/小学校へ、今ぐらいから登録の手続きをしなければいけない。知人とよく小学校の話をしていて気になるのは、皆そこへ行っている子供の親の平均収入の話だったり、NCLBで行っている統一テストの平均点だとか、そういうくだらない話が多い、ということだ。

前までは高校でそんな話を聞くことが多かったと思うのだけど、今では幼稚園からそんな感じなのだろうか。

学校の良し悪し、というのはそこでどんな友達を作り、彼らとどんな経験をするか、ということに尽きる。

去年の9月の年度始めに起きた(北米の学校は9月に始まる)、どこにでもある普通の中/高校での出来事。

ある最年少の生徒が、ピンク色のシャツを着て初めてこの学校へ登校して来た。年上のいじめっ子がその少年を見つけ、「お前ホモだろう、明日から毎日ぶっ飛ばしてやる。」などと脅した。それを見つけた2人の生徒が、僕を含め北米全土が注目する行動を起こす。

「もういじめなんて沢山だ、と思ったんです。」後のインタビューでそのうちの一人が話したコメント。

いじめを目撃した次の日、彼らは地元の安売り店でピンク色のシャツ50着を買い、いじめられた生徒の側に立とうと、翌日そのシャツを着て登校。Eメールなどで他の友人に呼びかけ、反いじめの為に賛同するよう促した。次の日、彼らが登校すると、予想していた10、20人の参加を遥かに上回る数百人もの生徒がピンク色のシャツを着て登校し、クラス、学年を超えて学校中がピンクだらけだったのだそうだ。

そんな中、いじめられた生徒が学校へ登校してきた時の光景を目撃したクラスメート達は「とても感動的な光景だった。」と話している。そのクラスでの模様を想像する度にいつも鳥肌が経つ。

「いい学校」とはどこかに住所付きで存在するのではない。平均点だとか、いくら予算があるだとか、くだらないデータを元にアタフタせず、僕はただ誠司によい友達とかけがえのない思い出を沢山作って欲しいなあ、と願うのみ。

3/27/2008

高画質ビデオ・ブログ

有り余っている激安ホストのディスクスペースを使って、高画質なビデオのストリーミングなんかできないかと思った。

データの量はともかく、ディコードの処理が半端じゃないので、かなり高性能なPCでないと再生できなかも・・。(ビデオがもたついていたら教えてください)



僕が父から数年前に譲ってもらったデジカメで、なかなかいい動画がとれるので、いつも写真を撮るときに一緒にビデオを撮ったりしている。YouTubeにいちいちアップロードするのが面倒なので、家のサーバーに全部放り込んであるのだけど、最近そのデータを自動でFLVにエンコードするcronジョブを書いた。それを元にもしいい動画なんかが有ればまた紹介していきたいと思う。

3/24/2008

トッド・サック公園 水没

コンウェイの誇り、トッドサック公園は、先週の大雨によるアーカンソー川の洪水により水没した。

アーカンソー各地で農場が洪水により水没し、今春の農作業が不能に陥っている農家が多数出ている。水が引いても、その後農作業機器を使用できるレベルまで土が乾くのにまだ時間がかかる模様だ。多数のFEMAチームが今日当たりアーカンソーへ視察に来ているらしい。

コンウェイ市内や、近隣の町の道路などは殆ど問題はない。

2/26/2008

パレトの法則

パレイト・プリンシプル、もしくは80/20ルールっていう言葉がある。

多くの出来事において、80%の結果は20%の原因に因る、っていうのがその基本的理論。とりあえずプログラミングで言うなら80%の処理時間は全体の20%のコードによって占められている、とかビジネスだと80%の利益は20%のクライエンとから来る、っていうのが有名だと思う。

ソローを読んだ後、子供の頃から思い続けてきた事がある。80%の努力は、たった20%の生活の質の向上の為に占められているのではないか、という事。

例えば、明日給料が80%カットされても、その結果影響を受けるのは生活の質のたった20%なのではないか、ということ。たった20%の給料でも、イラクのように毎日身の回りの知人が爆弾で吹っ飛ばされたり、ウズベキスタン政府のような腐敗だらけの政府から迫害されたり、キリスト教徒でないからといって、火あぶりにされることはない。ボロ屋だろうともおそらくまともな水を飲むことができ(スーダンの一部ではおそらく無理)、基本的人権は守られ、切り詰めればなんとか生きていける。

もう少し極端過ぎない例としては、家の掃除がある。20%の労力で80%の「綺麗さ」を保つことができるのではないか?残り80%の労力は、床をピカピカにしたり、チリ一つない本棚にするなど実際の「綺麗さ」からみれば20%の向上に満たないことに費やされている。潔癖症の人の行動を見ればよく分かる。

つまり、人生、ありとあらゆる活動において、この80%の価値が分かれば、たった20%の労力でも満足できる人生が送れるのでは、と感じる。